防災の日の夏の記憶。地底探検。戸津井の鍾乳洞。 [番外]
CANON EOS 5D にて 2008/07/23
9月1日の防災の日
岸和田の防災訓練を自衛隊機で視察した某首相が
その夜に辞任会見。
天変地異とはこの事だったのでしょうね。
戸津井鍾乳洞駐車場より望む 湯浅の海。
さて、夜明けの海を観たいと和歌山へと走った。
7月23日の朝の事です。
ひと月以上も前のことと成りました。
地震の恐怖を片隅に置いた夏の日の冷たい記憶。
和歌山戸津井の山上にある、小さな鍾乳洞を紹介します。
湯浅湾を望む小高い密柑山の山上までの小道を、対向車の無いことを祈りながら上りました。
路傍の浜木綿の花が強い日射に耐え咲いて居ます。
コンクリート舗装の柵のない小道は、すれ違う余裕が無いのです。
軽四輪クラスの車格でないと辛いでしょう。
3ナンバー車での見学は無理だと思ってください。
僅かな金額の入場券を購入し、入り口の階段を下りたとき、
年間平均15℃という冷気に包まれながら厭な予感が走りました。
閉所への恐怖と共に、最近起こった中国の大惨事。その後国内で。
頻発した直下型地震の恐怖が、脳裏を掠めます。
管理者の老女に総てを預けるような危機感も手伝い、
冷たいものが背中を押すのです。
短い時間で見学を済ませる事に留意しました。
怖いから、では有りません。
賢明な処置だと自負したいと思います。
CANON EOS 5D を使用したのですが、暗闇では無力です。
内蔵フラッシュが無いのです。
ISO3200で ナントカ撮影しています。
戸津井鍾乳洞は延長約百メートルと短いものですが、
ペルム紀(二億五千万年以上前)のもので、貴重な
石灰岩洞穴です。
と有ります。
W53CA CASIO 携帯カメラにて
十分に高い天井の所も有りますが、屈んでナントカという様な狭い所もあります。
滴の落ちる天井を睨みながら進みました。
以下 CANON EOS 5D にて
直下型地震に対する恐怖は、危機管理と隣りあわせだと思っています。
昨今~地震予知の幻想~が語られているからです。
例えば、定期購読している、
月刊誌 日経サイエンス 7月号 の
コラム~塩谷嘉雄 いまどき科学時評~では、
日経新聞論説委員の 塩谷嘉雄氏 が、
有事の魔力と科学 と題し(以下 一部略して抜粋しています。)
今年 5月12日の、
中国 四川省大地震の援助要請の受け入れ態勢にはいちぶ国家の面子が見え隠れし。
20世紀最悪のM7.9 死者24万人といわれる地震被害をもたらした、
76’の河北省の唐山地震での被害の報道を覆い隠した当時の中国政府。
対応のおくれは、阪神大震災での日本でも起こったことで~
当時の首相が現地入りしたのが3日後。海外の救援チームの受け入れが72時間以内に実現しなかったとか・・。
これらの~為政者の反応が機敏さと謙虚さにかけるのは、科学的幻想が背景にあるような気がして成らないと言っています。
その幻想とは~
この唐山地震の2年前に中国が成功した海域(直下型でない)地震の直前予知の幻想が、その後の日本の地震予知研究と大規模地震対策特別措置法という「有事立法」につながるのだが、それは地震予知が幻想だったと分かった唐山地震の2年後。
のことだといいます。
その後の阪神大震災の直下型地震を経験してなお、
地震予知の幻想が一人歩きしているようです。
同時期に
これも 定期購読の
Inter Face 誌(CQ出版社) 8月号。
~移り気な情報工学~地震をきっかけに リアルタイム・システム再考~
のコラムでは
北海道大学大学院情報科学研究科・メディアネットワーク専攻・情報メディア学講座 の
山本 強 氏 が (以下 一部略して抜粋しています。)
高感度地震観測網。通称 Hi-net ( http://www.hinet.bosai.go.jp/ ) で四川省の地震波形データをほぼリアルタイムにアクセスできたことに一種の感動を覚えた。と記している。
同時に、
~メディア・システムの高度化によるリアルタイム機能の性能低下~ では
携帯電話の電源を入れてからの立ち上がり時間が、OS(オペレーション・システム)を搭載した、昨年購入の機種では14秒も掛かっている。
ディジタル・テレビも同様で、ディジタル放送は、フレーム間相関を利用したMPEG-2 フォーマットで伝送するのが基本であり、圧縮のたびに秒単位の遅延は避けられない。
放送局内で既に秒単位で遅れているし、家庭での再生でまた遅れる。
そんなことも有りテレビ画面の時刻表示が2~3秒もかけてゆっくり変わるのだそうだ。
これは、今話題の地震のリアルタイム警報のテレビ受信で影響が出ると述べている。
そこで、高速な処理とリアルタイムOSの違いを述べ、アナログのAMラジオがリアルタイム性に関する限り高レベルであり、究極の防災メディアだ。
と言及している。
短い期間に雑誌のコラムに取りざたされる、地震警報。
明らかに未来技術の
地震予知警報の脆さが、語られています。
しかし個人としては、
予兆現象の把握に努めるのがベストだと信じています。
生物としての感受性が、予兆を感知しているのは事実の様です。
たとえ、
天気予報並みの確率でも
地震予報は、その尊い犠牲者の数からみて
必要だと思っています。
傘を持つのも持たないのも、個人の選択の範疇でしょうが~
( 忙しくしたわけでも無かったのですが、タイミングを逃したのと、記事ネタ切れで・・・遅いアップと為っています。)
9月1日の防災の日
岸和田の防災訓練を自衛隊機で視察した某首相が
その夜に辞任会見。
天変地異とはこの事だったのでしょうね。
戸津井鍾乳洞駐車場より望む 湯浅の海。
さて、夜明けの海を観たいと和歌山へと走った。
7月23日の朝の事です。
ひと月以上も前のことと成りました。
地震の恐怖を片隅に置いた夏の日の冷たい記憶。
和歌山戸津井の山上にある、小さな鍾乳洞を紹介します。
湯浅湾を望む小高い密柑山の山上までの小道を、対向車の無いことを祈りながら上りました。
路傍の浜木綿の花が強い日射に耐え咲いて居ます。
コンクリート舗装の柵のない小道は、すれ違う余裕が無いのです。
軽四輪クラスの車格でないと辛いでしょう。
3ナンバー車での見学は無理だと思ってください。
僅かな金額の入場券を購入し、入り口の階段を下りたとき、
年間平均15℃という冷気に包まれながら厭な予感が走りました。
閉所への恐怖と共に、最近起こった中国の大惨事。その後国内で。
頻発した直下型地震の恐怖が、脳裏を掠めます。
管理者の老女に総てを預けるような危機感も手伝い、
冷たいものが背中を押すのです。
短い時間で見学を済ませる事に留意しました。
怖いから、では有りません。
賢明な処置だと自負したいと思います。
CANON EOS 5D を使用したのですが、暗闇では無力です。
内蔵フラッシュが無いのです。
ISO3200で ナントカ撮影しています。
戸津井鍾乳洞は延長約百メートルと短いものですが、
ペルム紀(二億五千万年以上前)のもので、貴重な
石灰岩洞穴です。
と有ります。
W53CA CASIO 携帯カメラにて
十分に高い天井の所も有りますが、屈んでナントカという様な狭い所もあります。
滴の落ちる天井を睨みながら進みました。
以下 CANON EOS 5D にて
直下型地震に対する恐怖は、危機管理と隣りあわせだと思っています。
昨今~地震予知の幻想~が語られているからです。
例えば、定期購読している、
月刊誌 日経サイエンス 7月号 の
コラム~塩谷嘉雄 いまどき科学時評~では、
日経新聞論説委員の 塩谷嘉雄氏 が、
有事の魔力と科学 と題し(以下 一部略して抜粋しています。)
今年 5月12日の、
中国 四川省大地震の援助要請の受け入れ態勢にはいちぶ国家の面子が見え隠れし。
20世紀最悪のM7.9 死者24万人といわれる地震被害をもたらした、
76’の河北省の唐山地震での被害の報道を覆い隠した当時の中国政府。
対応のおくれは、阪神大震災での日本でも起こったことで~
当時の首相が現地入りしたのが3日後。海外の救援チームの受け入れが72時間以内に実現しなかったとか・・。
これらの~為政者の反応が機敏さと謙虚さにかけるのは、科学的幻想が背景にあるような気がして成らないと言っています。
その幻想とは~
この唐山地震の2年前に中国が成功した海域(直下型でない)地震の直前予知の幻想が、その後の日本の地震予知研究と大規模地震対策特別措置法という「有事立法」につながるのだが、それは地震予知が幻想だったと分かった唐山地震の2年後。
のことだといいます。
その後の阪神大震災の直下型地震を経験してなお、
地震予知の幻想が一人歩きしているようです。
同時期に
これも 定期購読の
Inter Face 誌(CQ出版社) 8月号。
~移り気な情報工学~地震をきっかけに リアルタイム・システム再考~
のコラムでは
北海道大学大学院情報科学研究科・メディアネットワーク専攻・情報メディア学講座 の
山本 強 氏 が (以下 一部略して抜粋しています。)
高感度地震観測網。通称 Hi-net ( http://www.hinet.bosai.go.jp/ ) で四川省の地震波形データをほぼリアルタイムにアクセスできたことに一種の感動を覚えた。と記している。
同時に、
~メディア・システムの高度化によるリアルタイム機能の性能低下~ では
携帯電話の電源を入れてからの立ち上がり時間が、OS(オペレーション・システム)を搭載した、昨年購入の機種では14秒も掛かっている。
ディジタル・テレビも同様で、ディジタル放送は、フレーム間相関を利用したMPEG-2 フォーマットで伝送するのが基本であり、圧縮のたびに秒単位の遅延は避けられない。
放送局内で既に秒単位で遅れているし、家庭での再生でまた遅れる。
そんなことも有りテレビ画面の時刻表示が2~3秒もかけてゆっくり変わるのだそうだ。
これは、今話題の地震のリアルタイム警報のテレビ受信で影響が出ると述べている。
そこで、高速な処理とリアルタイムOSの違いを述べ、アナログのAMラジオがリアルタイム性に関する限り高レベルであり、究極の防災メディアだ。
と言及している。
短い期間に雑誌のコラムに取りざたされる、地震警報。
明らかに未来技術の
地震予知警報の脆さが、語られています。
しかし個人としては、
予兆現象の把握に努めるのがベストだと信じています。
生物としての感受性が、予兆を感知しているのは事実の様です。
たとえ、
天気予報並みの確率でも
地震予報は、その尊い犠牲者の数からみて
必要だと思っています。
傘を持つのも持たないのも、個人の選択の範疇でしょうが~
( 忙しくしたわけでも無かったのですが、タイミングを逃したのと、記事ネタ切れで・・・遅いアップと為っています。)
おはようございます^^
こう言う鍾乳洞は昨年でしたか北九州の平尾台という所で入りました。
何だか万一と言うこともあると腹を括って入った記憶が^^
ちょっとした恐怖心を起こす場所ですよね。
地震予知にはわたくしは期待していません。自分で何がしかの判断をせざるをえないと思っています。
by mimimomo (2008-09-08 05:07)
mimimomoさん~
こんばんは。^^
小さな鍾乳洞は冷たい湿った空気が~微妙ですよね。^^;;
地震予知は、現状ではあてに無らないですよね。
先行するP波で数秒後の地震を警報するのは~
雨滴を感知して降雨警報を出すのと変わらないですから・・。 傘の準備も出来ないですよ・・。^^)v
by keykun (2008-09-08 18:49)
xml_xslさん~
こんばんは。^^
nice 訪問 ありがとうございます。
by keykun (2008-09-08 18:50)
フォトのほうでも拝見したひまわりのお写真ですね....(^-^)
本当に”ちびちゃんひまわり”(すみません、勝手に命名してしまいました)がかわいく見えます。
阪神・淡路大震災に遭遇したとき(当時、兵庫県在住)まったく予兆を感じること無く、”いきなり”でした。(^ー^;
ライフラインの一部切断以外は、大きな被害も無かったことが不幸中の幸いだったかもしれません。
でも前日だったか前々日だったかに、今までに見たことも無い、不気味に大きくて真っ赤な夕陽を見ました。(他にも大勢の方が目撃されていました。)
あれはいったい何の現象だったのか...? いまだに不思議です。
by ふじくろ (2008-09-09 02:01)
ふじくろさん~
おはようございます。^^
震災当時は兵庫県でしたか。大変な経験をされましたね ^^;;
実は~予兆現象は6時間以上前から有った様なのですよ。
科学的裏付の無い事なので記載しませんでしたが~
岸和田でも~
所属する事業所の旧式のプラントのアナログな制御システムが、幾度も停止。
地絡リレーが働いたりサーマルリレーの作動停止。大電力の受電設備の警報。停止。
その他訳の分からない電気トラブルが続き対処に追われるうちに、朝の地震に遭遇した様です。
設備更新時期だったのですが、デジタルのシーケンサ制御に更新した後だと、
余計訳の分からない誤作動にお手上げだったと思います。
僅かな漏電やノイズでも当時のシーケンサは誤作動していましたからね。^^;
出入りの運送業者は、当日尼崎で揺れとともに電柱から立ち上がる発光現象を見たと言います。
圧縮された岩盤が帯電してその後放電する現象(地電流の変化)により雲が発生したり、
遠くのFM電波を乱反射させたりという現象から、予測しようと取り組んでいる研究家も居たようです。
by keykun (2008-09-09 05:47)
冒頭の写真から引き込まれてしまいました。
地球の歴史に比べれば、人の一生の、何とはかないことか。
偉くアカデミックで、緊張して拝読いたしました。
洞窟は、あの圧迫感が苦手です。(^^ゞ
by よしあき・ギャラリー (2008-09-09 06:12)
よしあき・ギャラりーさん~
おはようございます。^^
素人が生意気を書いてしまいました。^^;;
大・震・法が予報のためでなく有事立法の政争の愚に利用されかけているような危惧を読み取ったのと、前兆現象が直下型地震にもあるのではナイカと・・・。
研究を前進させて欲しいことが第一義ではあります。^^
by keykun (2008-09-09 06:31)
こんにちは
可愛らしいひまわりから一転、鍾乳洞ってなにやら
牙を向いて飲み込まれそうで怖いですね。
震災は前兆を感じても予測ができても人間の無力さを
感じない日はやってこないのかなあと思ったりします。
by mamitan (2008-09-09 11:22)
mamitanさん~
こんにちは。^^
鍾乳洞も大きい処だと怖さはないかも知れませんね。^^
何万年も~壊れずに残っているので大丈夫なんでしょうけど・・。
100年掛って今の天気予報ですから~これからの技術なのでしょうね。
無力では有ります。^^;;
by keykun (2008-09-09 14:34)
和歌山にも鍾乳洞があるんですね。
地震、確かに予兆があるんですか。
それをいかにキャッチするかですね。
by つぐみ (2008-09-09 21:22)
鍾乳洞ですかw
暑い時には涼しくて良い場所ですよネ
子供の頃に郡上八幡だったかの鍾乳洞へ行って以来行ってませんが
幼いながらも神秘的なモノを感じた記憶が有るような・・。ヾ(;´▽`A``
by こもん (2008-09-09 22:06)
つぐみさん~
こんばんは。^^
有田川の向こう~湯浅の手前の小高い丘の上に有ります。
白崎の白い岩も石灰岩なので、昔は海底だったのでしょうね。^^
地震の予兆(地電流だと・・・。)だと思っています。^^;
地震後電気トラブルは収まっていましたからね。^^)v
by keykun (2008-09-09 23:07)
こもんさん~
こんばんは。^^
鍾乳洞へは~道を間違えて入り込んだような・・。 ^^;;
狭い海沿いの道を選んで走っていたので、立ち寄ったのですが。
アンモナイトとかの化石などでも有れば又趣が有ったのでしょうけどね。^^
閉所は、恐怖です。^^;
by keykun (2008-09-09 23:12)
くらいふさん~
おはようございます。^^
nice 訪問 ありがとうございます。
by keykun (2008-09-10 07:37)
デザイン屋さん~
おはようございます。^^
nice 訪問 ありがとうございます。
by keykun (2008-09-10 07:38)
赤か毛さん~
こんばんは。^^
nice 訪問 ありがとうございます。
by keykun (2008-09-10 18:30)
と~さん~
こんばんは。^^
遅くなりました・・・。 ^^;
nice 訪問 ありがとうございます。
by keykun (2008-09-11 21:45)
涼しそう~
by タン・ロン (2008-09-14 00:19)
タン・ロンさん~
おはようございます。^^
洞の中は涼しかったですよ。^^)
膝を冷やさないよう~御大事に・・。^^)
by keykun (2008-09-14 08:39)