靱公園から難波を折り返す。浜田省吾 OSAKA公演。昔の様に。 [植物の有る風景]
CANON EOS 5Dにて
うつぼ公園の薔薇園が見頃だ。
という朝刊の記事を眼にして、幾度雨が見舞っただろう。
厚生年金会館での、ファンクラブ・イベント。
浜田省吾のコンサート・チケットを確保してからは、スッカリの成りきりガール。
ここへ来て、右膝関節が痛むとか、目眩がするなどと言って食欲不振気味。
そうなると、私がファンクラブ・入会しなかった事が憾めとなり。終演までの時間を持て余す事となった。
16時の開演後を独り、うつぼ公園のある本町界隈を散策する事にした。
そう決めていた。
近辺は昔の職場や交歓の場でもあった。と言って在籍した職場も移転し、建物に面影も無い。
凡てに清潔近代的なビル群に生まれ変わり、屯した地下店舗に潜ることも記憶の中だけの事。
思えば、今は亡き同級の友人との再会もこのビルの一角。
夏のアルバイトを勧められ一緒にバイトをした学生生活の一時期。
中学からかと考え、小学の高学年でクラスを同じくしてからの縁だったと懐かしんだ。
弟と同じ高校で病でダブり、その後の進学だった彼との偶然の再会に喜んだものだった。
結婚後に奈良方面に新居を購入したと、破願した面影が幼時と重なる。
人の良い侭に家庭を持ったのだと嬉しかった。
その後の身辺の繁忙にかまけ、数年後のクラス会の通知に亡くなった事を知ったが。
クラス会にも疎遠のままに、今が有る。
今更に彼の実家に出向く事も憚られるが、気の措けない友人だった事は確かだった。
10年ひと昔と言うが。
遥かに以前の事を、額に汗を浮かべながらの歩行に思い出した頃。
電気科学館の文字の手前に、緑の梢が見えた。
ビル群に囲まれ、僅かな憩いの場に成り下がっていた。
CANON EOS 5Dにて
日曜の午後の一時を憩う人の群れを過ぎた先には。
傾いた雲間の太陽と群れて咲く薔薇の狭間の侍う衆人。
幼子や愛犬の声を耳に通過した後、時間を持て余してしまった。
CANON EOS 5Dにて
散り始めた薔薇の名残りをカメラに収めたにしても、スナップショットには余所よそ過ぎる。
噴水に程近いベンチに
人の眺めにも飽きた後だ。
水音に若緑の梢を揺らす風の通過を眼にしていた。
都会の公園の喧騒に時を持て余して屯う退屈を今、身に沁みた事が収穫だった。
未だ、時を持て余すのである。
総てに疎遠の雑踏である。
犬がヒトを吊れて往来し、駆け抜ける短パン、半躯の人。
自転車の道行きあり。花を愛でる婦人の会話。
傾いた夕陽が輝きを増したときを狙って、薔薇の花を撮り込んだ。
そのままに浪花筋を四ツ橋方面へと漫ろ歩くと
程なく日が翳る。
公園の片隅に
軽食をコーヒーと共に流し込み、小一時間を雑誌の対談に眼を運んだ。
散漫な冗長が断片と化す記憶に文面を潜り込ませる。
闇となった窓外のどよめきが雑踏に替わる前にメロディが着信し
約束の場所へと急いだ。
昔の感覚が戻ったままに退屈な時間を潰した後に。
終演の興奮を宿した人と
難波の街を共にしたのだった。昔の様に。
CANON EOS 5Dにて 結婚式場?
うつぼ公園の薔薇園が見頃だ。
という朝刊の記事を眼にして、幾度雨が見舞っただろう。
厚生年金会館での、ファンクラブ・イベント。
浜田省吾のコンサート・チケットを確保してからは、スッカリの成りきりガール。
ここへ来て、右膝関節が痛むとか、目眩がするなどと言って食欲不振気味。
そうなると、私がファンクラブ・入会しなかった事が憾めとなり。終演までの時間を持て余す事となった。
16時の開演後を独り、うつぼ公園のある本町界隈を散策する事にした。
そう決めていた。
近辺は昔の職場や交歓の場でもあった。と言って在籍した職場も移転し、建物に面影も無い。
凡てに清潔近代的なビル群に生まれ変わり、屯した地下店舗に潜ることも記憶の中だけの事。
思えば、今は亡き同級の友人との再会もこのビルの一角。
夏のアルバイトを勧められ一緒にバイトをした学生生活の一時期。
中学からかと考え、小学の高学年でクラスを同じくしてからの縁だったと懐かしんだ。
弟と同じ高校で病でダブり、その後の進学だった彼との偶然の再会に喜んだものだった。
結婚後に奈良方面に新居を購入したと、破願した面影が幼時と重なる。
人の良い侭に家庭を持ったのだと嬉しかった。
その後の身辺の繁忙にかまけ、数年後のクラス会の通知に亡くなった事を知ったが。
クラス会にも疎遠のままに、今が有る。
今更に彼の実家に出向く事も憚られるが、気の措けない友人だった事は確かだった。
10年ひと昔と言うが。
遥かに以前の事を、額に汗を浮かべながらの歩行に思い出した頃。
電気科学館の文字の手前に、緑の梢が見えた。
ビル群に囲まれ、僅かな憩いの場に成り下がっていた。
CANON EOS 5Dにて
日曜の午後の一時を憩う人の群れを過ぎた先には。
傾いた雲間の太陽と群れて咲く薔薇の狭間の侍う衆人。
幼子や愛犬の声を耳に通過した後、時間を持て余してしまった。
CANON EOS 5Dにて
散り始めた薔薇の名残りをカメラに収めたにしても、スナップショットには余所よそ過ぎる。
噴水に程近いベンチに
人の眺めにも飽きた後だ。
水音に若緑の梢を揺らす風の通過を眼にしていた。
都会の公園の喧騒に時を持て余して屯う退屈を今、身に沁みた事が収穫だった。
未だ、時を持て余すのである。
総てに疎遠の雑踏である。
犬がヒトを吊れて往来し、駆け抜ける短パン、半躯の人。
自転車の道行きあり。花を愛でる婦人の会話。
傾いた夕陽が輝きを増したときを狙って、薔薇の花を撮り込んだ。
そのままに浪花筋を四ツ橋方面へと漫ろ歩くと
程なく日が翳る。
公園の片隅に
軽食をコーヒーと共に流し込み、小一時間を雑誌の対談に眼を運んだ。
散漫な冗長が断片と化す記憶に文面を潜り込ませる。
闇となった窓外のどよめきが雑踏に替わる前にメロディが着信し
約束の場所へと急いだ。
昔の感覚が戻ったままに退屈な時間を潰した後に。
終演の興奮を宿した人と
難波の街を共にしたのだった。昔の様に。
CANON EOS 5Dにて 結婚式場?