ルーブルのギリシャ美術に観る。京都市美術館。 [昼に遊ぶ(健全なる家庭生活の為に?)]
平安神宮の鳥居を真横から見ました。
館内の売店
美術館の庭のオブジェ
岡崎公園で遊ぶ子供たち。
NIKON COOLPIX3100 と A5406CA にて
この数週間愛機の CRT のラスターが跳ぶ症状に悩まされている。
既に寿命なのだろうが画質を考えると液晶に切り替える踏ん切りがつかない。
今日のSONET-PHOTOの写真も仕方なく居間の液晶で仕上げたのでカラーの仕上がりに自信が無い。
既にCRTの大画面は生産されていないとも聞く。
CRT か 液晶かの選択に早い結論を迫られている。
10月最終の火曜日。
今日、都合が重なったので木曜日に予定していた京都美術館のルーブル美術館展を序に観てきました。
古代ギリシャの彫刻を中心にした作品が、こじんまりと並べられていました。
テラコッタの小品。墓碑の大規模なレリーフ。
大理石の彫像。
ギリシャ神話の神々を、アフロディテを、見事なまでの写実で彫り上げた大理石の肌理。
数世紀後の模倣にして今の時代迄続くその美意識、芸術の香りに時代を超えた共感が湧き上がる。
見事な筋肉の肉体を今に残す競技者の彫像。
戦死者の若者を悼むための物とかの若者の彫像。
幼子を遺し逝った若き母親の彫像。
墓碑。
赤絵の陶器として伝わる生活の雑器。
人間を見つめた文明が生活の臭いと供に今に残る。
ソクラテス。プラトン。アリストテレス。
アリストファネスとソフォクレスの二重肖像。
どの肖像も現代の大人に失われた威厳と思慮深い憂鬱を含んだ彫り深い貌。
頬と屹立する鼻の先の面立ちの酒に妬けた風情が夜な夜なの議論を誘った葡萄の酒のイタズラと見る。
悪い酒は文明を創り、美味い酒は文化を語る。
濁りのきつい酒に酩酊するまで杯を嵩ね、
朝の白ける頃には出来上がった二日酔いの重い頭と重い瞼を真一文字の唇に隠す。
額の皺と眉間の皴に日の光りを刻んで不機嫌にその重いくちを啓くのだろう。
朋に不貞に巳を妬き、峻厳なる人の摂理の男女の道理に閃きを重ねた。
どこぞの酒場の呑んだくれの赤らんだオヤジの無精髭のお顔だと睨んだのだが。
美味い酒を呑む時代に巳を律する哲学は生まれまい。
益して吾が世の春の時代に肉体はおろか精神さえも死滅して。
やはりギリシャの時代は繰り返す遠い現代か。近い未来か。
と、名神をひた走りながらそっと素面で嘯くのでした。
追記
この美術展の開催に尽力及び努力された関係者の皆様方に、感謝いたします。
おぉ、行かれたのですね。
どうでしたか?
私も行きたいなぁと思っていたら、これ、11月5日までなんですよね。
名神走りながらは酩酊出来ませんが
降りてからは先人を思いながら、デュオニソスの杯をかたむけませう(^^
by TIshino (2006-11-01 05:07)
tishi998 さん~
音声ガイドに夢中の人のオブジェがそこここに出来て見ものでしたよ。
御陰で肝心な物はじっくりとは見えなかったです。 ^^;
by keykun (2006-11-01 19:11)
えっ?と思った朱色の物体は「平安神宮の鳥居」でしたか。
この角度から見たのは初めてです。
こちらで開催されていたルーブル美術展はとっても行きたかったのですが、チャンスを逃しました。
いっそのことフランスに行きたいです。(^-^)
by ふじくろ (2006-11-01 20:10)
パネルクイズ!アタック25で~御フランスへ ^^;
京都市美術館の入り口から見るとこう云う鳥居に為ります。
昨年と今年の開催だった様なので、まだあるとおもいますy。
出展数ももっと見たいと想わせる様な微妙さでした。 (^^
by keykun (2006-11-01 21:06)
同じ京都に行っても僕はもっぱら夜の部専門、飲み食いしかしていない・・・クっ(涙)
by (2006-11-02 22:43)
ナチュボンさん~
夜の部で。
鱈腹飲み食いしたかった ..;)
by keykun (2006-11-03 08:31)