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冬の様な朝。釣魚図鑑、釣り小説の古書店廻り。 [夜の釣りを中心にした日記です。]

CANON EOS kissDX 17mm Zoomにて 

2007/03/06 

 

高橋 治 作品

       

 

 

3月の1日に釣った物だと Hasm 名人からのEメールに有った。

昼の時間に顔を合わせ、 「水温が安定しないからまだムリヤナー。今度様子見てくるワー。」と 言った矢先の事である。

出会い頭の抜け駆けの様な早業に気付いたのが翌日の昼過ぎ。

袈裟懸け、居合い切りに近いとの感触を持った。

今の年は雑事に煩い、天候気候に翻弄され、萎えた気力に出鼻を挫かれる。

体力も基より視力の衰えに年波を数える。

三寒四温、西高東低の気圧配置が緩む隙を突いての

低気圧の接近の間際を釣機とする永年の習慣をも守れない。

今日の朝の風と雲は真冬のものである。

 

一昨日買い求めた中古本の中に 高橋 治の 「さすらい波太郎 伊勢湾彷徨」 があった。

第90回の直木賞に輝く 「秘伝」 の作者である。 文体や構成に好き嫌いが分かれるが、私は批評欄でのあらすじに記憶があるだけの作者だった。

軽く目を通すとウタセ釣りの文字。

オキアミの撒き餌釣り師を煙に巻く対決などが気を引いた。

OnishiだOsakaの釣り雑誌だの当事実在した登場人物をも煙に巻く。

群れる釣り。人真似の釣り。環境を考慮しない撒き餌釣りを切り捨てる。 あくまで小説。物語ではある。

読み進むと次が気に為るのだが古本屋めぐりは時間の浪費かもしれない

既に流通の外の本である。

 

そのOsakaの釣り雑誌の編集した釣魚図鑑。

新さかな大図鑑 をNETに探す。

倒産した出版社の写真図鑑である。既に廃版と為っている。

釣魚関連の出版物を買い漁った初期の頃を過ぎ、 既に今の釣りの形が出来てきた頃の出版物の為、逡巡の後買い控えたのだが。

今、元値を越えて取引されているようだ。

 

釣りの文学と謂えば、井伏鱒二。開口健の両氏。

当時の私の傾倒した立原正秋にもハゼ釣りの小説があるが、僅か趣は違う。

 

 桟橋から1時間ほどの釣りだとか。

 

 (注)
      ブログの登場人物の大半の方に
     名人位を付加する暴挙をお許し下さい。      m(_ _)m o(_ _*)o

 

 


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コメント 10

釣りをテーマにした不朽の名作といえば「釣りキチ三平」でしょう(笑)
もちろん僕も愛読しておりました。
by (2007-03-07 21:19) 

こもん

釣り関連の本は通常の書籍に比べ部数が圧倒的に少ないから
昔、欲しかった本とかを探すのって難しいですよね。llllll(=ω=。)llllll
私も中学くらいに持ってたダイワで発行されていた「ルアー・フライ」という
本を再び手にしたくて探してましたが全然見つからないので諦めてたところ
たまたま別目的で寄った古本屋にて安価で発見したことが有りますw
・・もちろんソッコーで買いましたが目的の本を買い忘れました(汗。
なので探してる時は見つからないかもしれませんが、私みたいに
忘れかけた頃にお目当ての本が発見出来るかもしれないですから
諦めずに気長に探してみてくださいね。
by こもん (2007-03-08 00:50) 

keykun

ナチュボンさん~
釣りキチ三平は仰る様に名作です。^^)V
ただ対象年齢が低い為デフォルメが強い嫌いが有ります。
ビッグコミックオリジナルの「釣りばか日誌」も名作で、連載初期から愛読しましたが既に楽しめません。
国内の釣り事情の変化に遅れた部分が見えます。
20世紀のコミックの名作です。 ^^
by keykun (2007-03-08 08:57) 

keykun

こもんさん~
今思い出してNETで仕掛け関連の本を検索しました。
10年以上前に、とある名人に貸したままに為った本ですが、
見つけました。 ^^
以外に安い価格で、船での船頭仕掛けが大半だったので
御陰で人気薄のようです。
暇を見てはNET検索と、古書店めぐりを楽しみます。^^)V
by keykun (2007-03-08 09:24) 

ふじくろ

買いそびれて手に入らなくなってしまう書籍やビデオがよくあります。
今では学習して「なくなってしまいそうなマニアックなものはすぐ買う」ことにしています。
『逃した魚は大きい』とはよく言いますが、本も同じかも....w( ̄o ̄*)
by ふじくろ (2007-03-08 13:28) 

keykun

ふじくろさん~
書籍やビデオもナゼカジャンルが固まってしまって。
別のジャンルとなると眺めるだけで手が出ない時が有ります。
逃がした魚が大きいのは・・・・何時でも釣れると思っているのも原因かも。
学習不足です。イマダ・・・・  ^^;
by keykun (2007-03-08 18:20) 

トラ子

名作との出会いは運命ですよね!
会社の社員からの寄贈図書館で読んだ池波正太郎の本が欲しくて
探していますが題名すら覚えておらず路頭に迷っています(T-T)
by トラ子 (2007-03-10 18:00) 

keykun

とら子さん~
池波正太郎氏は時代小説の大家。中年の星です。
愚弟の蔵書はそれらを網羅している筈なのですが。
私は濫読。積読。抛り込ん読。
お手伝い出来れば良かったのですが。^^;
探すと為るとイメージすら膨らみます。
高橋氏の作品は、週間読売連載の大衆小説です。
が、現在の釣り事情の問題点をアノ時代に実在する個人等をモデルに取り上げていたのが新鮮でした。
by keykun (2007-03-10 20:04) 

おはようございます^^
 釣は息子がカブスカウトに入っていた頃やったことがあるのみ~^^
 あんなの釣って言わないですね・・・へへ
by (2007-03-15 05:02) 

keykun

mimimomoさん~
おはようございます。^^;
釣りは子供の時代に戻る為の儀式です。^^;
魚に遊んで貰っています。
あの興奮が原点ですよ。^^
職業にしてなければ~(ナントカプロが多いので。)
by keykun (2007-03-15 08:36) 

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