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シャガール展。正倉院展。秋の奈良。(OSAKAとKOBEとKYOTOに有ってNARAに無いものナンダ?) [昼に遊ぶ(健全なる家庭生活の為に?)]

 

CANON  EOS Kiss DX にて               2007/10/30

 

秋の奈良にシャガール展を鑑賞しました。

 

混み合う駐車場とは裏腹に、

ゆったりとした佇まいの中にひっそりと、閑散として展示が愉しめます。

 

同時開催の正倉院展に人が流れているようです。

過去の美術展での混雑を想定したのが拍子抜けをしました。

 

シャガールの作品を好きかと問われると

返答に窮するのだが

 

1969年作の 画家と妻。

1978年作の アネモネ。  宙に浮く恋人たち。

三作品の展示は見事でした。

 

三色に分裂した背景色に其々のモチーフを散りばめ

照明のスポットに浮き上がる様は

感銘と共に畏怖をも憶えます。

勿論目録で其の色彩の精微を再現出来得るものでなく、

ぜひ機会在ればと申し添えておきます、飽くまで個人の感想です。

 

 

 

 

 

正倉院展へと脚を向ける頃には既に正午。

 

駐車場の場所探し、空き待ちに費やした時間がとても貴重に思えます。

小一時間の待機中、どの車もアイドリング。

じりじりとした渋滞の様な時間の消費が気懸かりでした。

 

OSAKAとKOBEとKYOTOに有ってNARAに無いものナンダ?

O と K でしょうか。 UMI でしょうか。

有名観光地では、地下型駐車場や立体駐車場が相場でしょう。

答は、

大型駐車場と駐車場への案内板と

不味くないそこそこの食堂だと考えました。

 

土日祝祭日には官公庁の駐車場を有料開放し、

有料のレンタルサイクルでの観光を薦めているとか。

高層建築物の無い良き飛鳥、大和を残す観光地として

京都以上に、古都としての好感度大だけに、

周辺への大型駐車場の整備は急務、

食堂も、必要に思います。

 

 

地下駐車場入り口で紅葉した樹を狙うカメラマン

 

どこにでも鹿が顔を出します。

魚を食べると頭と体に よい。バス。

 

 

 

 

 

 

場所を確認後、空腹を覚え、奥に瓦屋根が光る茶屋にと向かう。

 

 

何を食したかは語らない。古風なる素朴なる味覚。 

 

魚を食べると頭と体に良い との車体の広告を思い出します。

 

 

 

 

 

奥に続く博物館の建物では依然として右から左へと

人の波が遅々と流れます。

行列をして見物をしたのは(鑑賞ではない様でした。)

万博以来です。

 

何時の万博とは申しませんが。

 

TVでの紹介の様な風情だけは、努々期待されませぬ様に。

 

一言、申し添えます。

 

 

 

 

 

 

 


私の初恋は Rock’n’Roll だとか。浜田さんの言葉より。 [昼に遊ぶ(健全なる家庭生活の為に?)]

 

 

CASIO W53CA 携帯カメラ       

2007/10/24                   フェスティバルホール入り口にて    

フェスティバルホール内、ロビーにて 

 

OSAKA 肥後橋付近の夕景 

 

夜には冷えるだろうと少し多く着込み、マフラーをバッグに忍ばせて、

10月24日。 浜田省吾の公演を。

大阪フェスティバルホールに出かけました。

 

SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2006-2007 

My First Love is Rock'n'Roll  

 

2006年から始った小ホールを中心にしたライブ。

ファンとの身近な触れ合いがテーマだったとか。

其のうちの2回を私は観た事に為ります。

 

其の前年、城ホール(OSAKA城ホール)公演に初めてお付き合いしています。

そして、この日が100回目の記念すべき日だとか。

と、厭くまでも伝聞で在ります。

 

コアなファンが多いのが省吾ファンだとか。

最前列の座席がNETのオークションで50万円で取引されたとか。ナントカ。

ペアチケットでは無いのですよ。

 

公演の内容は昨年の和歌山と変っていません。

連日のライブを精力的にこなす中で大きく変更は出来ないのでしょう。

OSAKAより昨年のWAKAYAMAでの

オーディエンスの乗りの良さには感激しました。

 

ただ、マンモス会場での怒涛の盛り上がり、興奮の坩堝状態は貴重です。

 

再度の体験に期待します。

 

会場を後にして夏の様な暖かさに燃えてるぜ!!と確かめ合って。

自宅近くで小雨に遭遇。

コレで冷え込むかと期待したが冷え込まない秋の夜が更けていきます。

 

 

 

 CASIO W53CA 携帯カメラ にて

朝日新聞社屋他 

陽が沈み始めました。  

夕陽に見入る後姿

省吾のロゴ入りTシャツ  ユニフォーム?

 

 

 この千円札は偽者です。小さいサイズで、誰かがオイタをしたのでしょう。

来年には取り壊されるとか。 

建て替え後の風景と比べて見たくなりますね。 

 

夕闇が迫り、開演の時間が近づきました。 

 

 

 

帰宅後、太刀魚が釣れないと、HasM名人 からのメールが。

 

これからは

数が出なくて、型が良くなるのではと思います。

当面、チヌと根魚狙いで奮闘する覚悟ですと返しておきました。

 

 

 

(注)
      ブログの登場人物の大半の方に
     名人位を付加する暴挙をお許し下さい。      m(_ _)m o(_ _*)o

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


干からびた畝の向日葵。釣れない魚の日記を。 [昼に遊ぶ(健全なる家庭生活の為に?)]

 

 

 

CANON EOS Kiss DX にて 

 

 

 

 

 

 

 

夏の終わりの公園に秋の気配を探りに出掛けました。

 

干からびた畝に残された

向日葵が

雨の気配を含んだ空の下に朽ちていました。

 

散水のホースが長く伸びた先には。

鉢に植えられた植物の一群。

 

大地からの照り返す強い陽射しに

消えてゆく雲の群れが

 

近くの山並に驟雨を降らせたのは

午後も遅くだった。

 

 

 

 

 

 

記事を書き掛け

雑事に追われると

 

私の内で記事の鮮度が落ちてしまう。

釣りの記事も

書き掛けては諦める。

 

釣りに出かけていないのもあるが、気持ちの上で鮮度が落ちた。

 

台風一過の

午後。

 

釣れない魚の日記を

ボヤキながらでも

書きたくなっている。

 

 

 

 

 

 

 


アクシデントが我々を。ダイ・ハード4.0を昼に観る。  [昼に遊ぶ(健全なる家庭生活の為に?)]

 

 

CANON  EOS Kiss DX にて 

湾岸線 高架橋を望む

 

 

日曜の夜の予定が、共に他の予定が入り 

金曜の昼を休日とした。

正確には、私に予定が入った為だったが。

日曜の浜田省吾のプラチナチケット。OSAKAフェスティバル・ホールでの公演を

私が見逃したのだった。

 

既に秋の公演チケットも確保出来たので、それにはお付き合い出来る筈なのだが。

 

 

ダイ・ハード4.0 を 岸和田カンカン・ベイサイドモールの

ユナイテッド・シネマに観る。

 

09:45の上映開始に間に合わせる為、迂回路を走る。

通常より少ない交通量に、幹線道路の取締りを避けたかった。

 

生活道路の迂回路は、信号こそ多いが

斜めの通り抜けとなる為、時間が稼げる。

信号のタイミングを計った加減速が、予定の時間での到着となった。

 

チケットの購入後CMの時間帯に滑り込む。

観客は、5・60人程の入りだろうか。中程の座席に固まる様に着席していた。

其の時、CMの音が途切れる。

 

暫しの間を措いて、トラブルの説明と謝罪が有った。

 

本編へと換わるタイミングで冒頭の数分が上映されたのみで、

又も映像も音響も途絶える。

装置のトラブルが深刻のようだ。

 

次の説明で、

上映を中止せざるを得ないとの説明がある。

料金の返還をする為順番に並んで欲しいと言う。

 

こうして料金の返還と共に、半券での今日のチケットへの無料交換が可能となった。

 

2時間以上の空き時間が出来た。

食事をするにも早い時間帯である。

 

モール内でジーンズに似合うベルト等のアクセサリーを購入。

食事の品定めをしてパスタとピッザのセットランチを頂く。

 

極薄パイ地のピッザはお変わり自由らしく

焼き立てを給仕して呉れる。

ドリンクがノンアルコールなのが寂しい。

夜の時間に来たくなる。

 

食後の昼下り、第2ラウンド。

ダイ・ハード4.0を鑑賞する。

 

文句無く面白い。

太鼓判である。

欲を言えば音楽が追いつかない印象。

エンドタイトルに余韻が無い。

ザンネンでは有る。

 

 

アクシデントの影響で、記事までが内容が変わる。

 

 

 

 

 

日本カメラ紙上にも紹介された、

CASIO EXILIM 携帯 W53CA が気になっている。

現行機の W52CA 防水ワンセグも

釣りに使うにはベストチョイスだと感じる 防水200万画素カメラ。

 

今使用中のA5406CAから既に3年。

期待どうりの500万画素カメラに携帯電話機能。

画質の比較が気になるところ。

 

交換の時期も良し。

 

正常進化に期待したい。

 

 

 

 

 

 


国立国際美術館OSAKA中の島にて。 ベルギー王立美術館展。 [昼に遊ぶ(健全なる家庭生活の為に?)]

 

  CANON EOS Kiss DX 17mm マクロ Zoom にて

  国立国際美術館 OSAKA 中の島

 

  

 

   肥後橋から本町方面(阪神高速高架下)

 

 

2007/05/23 

ベルギー王立美術館展の鑑賞。

連休明けの予定でしたが。体調不良も有り今日に至りました。

 

四ツ橋筋、本町界隈は昔懐かしい勤務地でもあります。

記憶の片隅の風景を総動員して比較する建物は皆

その威風を無くしています。

 

昼休みに賑わう中ノ島界隈で、到着後直ぐの昼食のお店探しに歩きました。

 

その、食後の暴挙を記事にしました。 

 

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京都市美術館別館 に 【 新美 】 の公募展を観る。 [昼に遊ぶ(健全なる家庭生活の為に?)]

 CANON EOS kiss DX 17mm Zoom にて

   冷泉橋  傍 

 

平安神宮 鳥居を望む

 京都市美術館 別館 入り口  

 

 公募展会場

 

 

 

春の京都。

 

前回の記事での紹介を

DVDに時間を潰した為に後日にと日延べしたのです。

その午後の時間の京都です。

 

4月11日 

大エルミタージュ美術館展を目的に京都の町を歩いた。

展示物に圧倒された午前の時間を過し

食事の後の寛ぎを岡崎公園の桜に求めたのだが。

木陰の奥の京都市美術館 別館に 新たな感動があった。

 

知らず立ち寄った

公募展入り口を入場する人につられ

無料の掲示も手伝って足を踏み入れた。

 

絵画 工芸.彫刻.造型 

書 写真 人物画 写真俳句(写真に俳句を添えたもの) 

戴いた出品目録を重ねながら、広く明るく清潔で静かな会場内を歩んだ。

 

知りうる限りの個展だの展覧会だは、

その作品の良し悪しに拘らずこじんまりとした物だった。

自由な表現を発表する場をこの様な形で持てる事に羨望を憶えるほどに、

作品に溢れる奔放さが際立っていた。

 

個々の作品の撮影も作者の同意の下

許可されているとの事だったが、

空気を吸った後の撮影は気が進まない。

 

奔放な、闊達な作風に気圧される時間を過したのだった。

 

 

アンデパンダン を標榜する 美術団体  『 新美 』  

京都府 . 京都市 . 京都文化団体連絡協議会 . 京都府教職員互助組合 が

後援しているとの事です。

 

 

 

 


大エルミタージュ美術館展。 ER に時間を割きました。 [昼に遊ぶ(健全なる家庭生活の為に?)]

 

CANON] EOS kiss DX にて

 やっぱりこの絵が我が家のお気に入りです。

実物は、はるかに鮮明 鮮烈 でした。

CANON] EOS kiss DX にて 平安神宮の鳥居と共に

岡崎疎水をまたぐ。橋を通過するバス

桜が囲む岡崎疎水

観桜船 岡崎疎水

 

4月11日。

約束していたエルミタージュ展を

春の岡崎公園に出掛けました。

近畿道より名神高速道路を利用します。

京都東インターチェンジから山沿いの道を走りました。

 

京都市立美術館へは岡崎公園駐車場より

5分ほど歩きます。

 

何時ものように異国の人が目立ちます。

周辺をコンデジで撮影し美術館に入りました。

 

今日は疲れが堪っています。

肩の凝りや腰の張りが感覚を鈍らせます。

 

作品は15世紀から20世紀までの80作品ほど。

カナレット、ベロット、モネ、ルノワール、ゴーギャン、ボナール、アンリ・ルソー。

マティス、ピカソ、ユトリロまで。

記憶の片隅の有名作品ばかりでした。

言葉もありません。圧倒されます。

 

昨日、記事の作成に係ったのですが写真の選定に手間取ります。

 

後で気付くのですが、デジ一の絞りがあらぬ設定になっていました。

春の陽射しが露出を補ってくれます。

 

文章は散漫です。補足的説明に終始します。

おまけに ER 緊急救命室をDVDで観てしまったのでした。

 

決まった時間にTV番組を見るのは何年も無いことです。

ER 緊急救命室だけは別でした。 命の重さが違ったのです。

それでもシリーズXをレンタルのDVDで観てしまった為、次のシリーズXIを封印していたのだが。

家族がレンタルした再生中を覗いてしまったのでした。

 

代休の消化の為の連休中です。

時間だけは余っていました。酒も入っています。

 

都合4枚のDVDを切れ目無く観てしまった後は

既に桜は散り、呑んだくれて日は陰る。

 

真冬のシカゴの退廃に包まれていました。

 

後日、後半を・・・・・。

 

 

 

 


春の陽射し。 物憂い、兆し。 [昼に遊ぶ(健全なる家庭生活の為に?)]

 

CANON EOS kissDX 17mm Zoom 

堺市 荒山公園 にて

 

なばなの里 (紀伊長島温泉)にて

 

 

堺市 荒山公園 にて

オブジェ ですね

 

 

堺市の荒山公園に立ち寄りました。

 

緑の茂る中の梅の光りの靄が眼を惹きます。

満車の駐車場を尻目に、前を往く車について奥の通路に駐車しました。

 

傾斜の小道を登る時既に梅の花のほころびが反射します。

陽射しは初夏と見紛うほどのつよさです。

 

拓けた広場の奥のオブジェの黄色が蒼い空に屹立しています。

その傍の池の渕に柵に顔をうずめた男児が声を上げていました。

 

好奇の塊と化した双眸になにが視えているのでしょう。

 

マサカ持ち歩くまいと想った EOS kiss が

アメックスのカードと化した感がします。

 

携帯電話を忘れても、カメラのバッグは出掛ける時の朋となりました。

 

 

多忙、月明かり、雨、風、冷え込み。

 

理由ばかりが並び、

釣りに出掛ける回数が減るのですが

 

柵の向こうの温む水面に

もう一度視線を

据えなおしましょう。

 

 

 

 

 

 


温泉旅行 奇。 紀伊長島へ。 [昼に遊ぶ(健全なる家庭生活の為に?)]

 

CANON kiss DX 70mm Zoom 紀伊長島 なばなの里 にて

梅にメジロと観覧施設

 

梅と観覧施設

 

CASIO A5406CA携帯カメラ 紀伊長島 

なばなの里 にて  ベゴニアガーデン内

 

CANON EOS kissDX 17mm Zoom 

ホテルの部屋からの夕方の海

 

とても疲れた3日間でした。

 

2/11 新年会を兼ねた社内の慰労旅行に

紀伊長島温泉へと出掛けました。

 

前日は朝まで仕事も在りそのままの出発です。

連休前から胃の調子が良くなかったのも有りますが

歯の軽い痛みに酒も控えています。

 

バスの中では静かに大人しく眠った振りをします。

騒ぎに巻き込まれては

夜の過酷な宴会に遅れを取ります。

 

伊賀・上野の金屋に立ち寄り昼食を。

伊賀肉のすき焼きとしゃぶしゃぶのどちらかを選択します。

牛肉を食さない私はすき焼きの野菜、豆腐でお茶を濁し

茶漬けとデザートの苺に空腹を満たしました。

 

何事も、酒宴主体の旅行です。

道中何度も出来上がる者の、膀胱を鎮める停車が続きます。

 

15時前にはホテル着。

自由時間後の18時より宴会が始まります。

 

2次会その後の雑談に床に就いたのは3時前。

部屋の鼾の饗宴に寝付けません。

深夜の温泉に独り汗を流し気分転換、リラックスの入浴です。

 

直射の朝日に目覚めます。

 

朝食後

なばなの里を経由しての帰路。

 

被写体のオンパレードに

なばなの里の温室の

ベゴニアガーデンでの撮影は諦めました。

デジ一を持ち込むと帰る自信が有りません。

 

 

冬季限定の光りのトンネルは宴会の為見逃しました。

 

心残りです。

 

初夏にも似た陽気でした。 

 

夕方3時帰着。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ルーブルのギリシャ美術に観る。京都市美術館。 [昼に遊ぶ(健全なる家庭生活の為に?)]

 

平安神宮の鳥居を真横から見ました。

館内の売店

美術館の庭のオブジェ

岡崎公園で遊ぶ子供たち。

NIKON COOLPIX3100 と A5406CA にて

 

この数週間愛機の CRT のラスターが跳ぶ症状に悩まされている。

既に寿命なのだろうが画質を考えると液晶に切り替える踏ん切りがつかない。

 

今日のSONET-PHOTOの写真も仕方なく居間の液晶で仕上げたのでカラーの仕上がりに自信が無い。

 

既にCRTの大画面は生産されていないとも聞く。

CRT か 液晶かの選択に早い結論を迫られている。

 

 

 10月最終の火曜日。

今日、都合が重なったので木曜日に予定していた京都美術館のルーブル美術館展を序に観てきました。

 

古代ギリシャの彫刻を中心にした作品が、こじんまりと並べられていました。

 

テラコッタの小品。墓碑の大規模なレリーフ。

大理石の彫像。

ギリシャ神話の神々を、アフロディテを、見事なまでの写実で彫り上げた大理石の肌理。

数世紀後の模倣にして今の時代迄続くその美意識、芸術の香りに時代を超えた共感が湧き上がる。

 

見事な筋肉の肉体を今に残す競技者の彫像。

戦死者の若者を悼むための物とかの若者の彫像。

幼子を遺し逝った若き母親の彫像。

墓碑。

赤絵の陶器として伝わる生活の雑器。

人間を見つめた文明が生活の臭いと供に今に残る。

 

ソクラテス。プラトン。アリストテレス。

アリストファネスとソフォクレスの二重肖像。

 

どの肖像も現代の大人に失われた威厳と思慮深い憂鬱を含んだ彫り深い貌。

頬と屹立する鼻の先の面立ちの酒に妬けた風情が夜な夜なの議論を誘った葡萄の酒のイタズラと見る。

 

悪い酒は文明を創り、美味い酒は文化を語る。

濁りのきつい酒に酩酊するまで杯を嵩ね、

朝の白ける頃には出来上がった二日酔いの重い頭と重い瞼を真一文字の唇に隠す。

額の皺と眉間の皴に日の光りを刻んで不機嫌にその重いくちを啓くのだろう。

 

朋に不貞に巳を妬き、峻厳なる人の摂理の男女の道理に閃きを重ねた。

どこぞの酒場の呑んだくれの赤らんだオヤジの無精髭のお顔だと睨んだのだが。

 

美味い酒を呑む時代に巳を律する哲学は生まれまい。

 

益して吾が世の春の時代に肉体はおろか精神さえも死滅して。

 

やはりギリシャの時代は繰り返す遠い現代か。近い未来か。

 

と、名神をひた走りながらそっと素面で嘯くのでした。

 

 

追記

 この美術展の開催に尽力及び努力された関係者の皆様方に、感謝いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 


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